論文種別 | その他 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | その他(不明) |
表題 | What's new by subspecialty What's New in Limb Lengthening & Deformity Correction 脚延長・変形矯正の最新知識 |
掲載誌名 | 正式名:整形外科 ISSNコード:00305901/24329444 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)南江堂 |
巻・号・頁 | 76(3),245-250 |
著者・共著者 | 片岡 浩之 |
発行年月 | 2025/03 |
概要 | <文献概要>はじめに 整形外科診療において脚延長・変形矯正が一つのサブスペシャルティとして本邦に確立したのは,創外固定が"革命的"に進化した1980年代後半~1990年代初頭と比較的最近である.従来の多発骨折,広範な軟部組織欠損や感染創が疑われる開放骨折など,一期的内固定が不可能な場合の一時的固定としての使用から,骨延長・変形矯正のツールとして登場してきた時期である.それは単なる使用方法の変化だけでなく,体外から局所を固定・制御することにより,生体内で組織の連続性を保持したまま必要なだけ,「ほかの組織を犠牲にする(移植)ことなく」また「人工物で置換するのでもなく」組織を産生・再建できるという,20世紀における医療界の最大の発見の一つであるIlizarov法を原理とした治療の幕開けであった.その後,単純な骨延長や変形矯正にとどまらず,偽関節や腫瘍切除後などの大きな骨欠損に対する延長・骨移動(bone transport)術,また骨切り術や関節固定術にも適用され,さらには骨の矯正だけでなく軟部組織の延長・矯正(拘縮解除),牽引による関節形成術など,三次元的な組織再建ツールとして臨床的な守備範囲を拡大し続けている.本稿では,この短期間に急速に拡大・発展してきた本領域の基本から現状まで,なるべく平易にご紹介したい. |
DOI | 10.15106/j_seikei76_245 |
文献番号 | Z228230017<Pre 医中誌> |