論文種別 原著(症例報告除く)
言語種別 日本語
査読の有無 その他(不明)
表題 【「分けない」実践の意義とその展開】生活を支援する看護師・保育士による専門職連携について関係論から考える 「共生保育」を目指すNPO法人Zの実践から
掲載誌名 正式名:育療
ISSNコード:18815391/24365602
掲載区分国内
出版社 (一社)日本育療学会
巻・号・頁 (76),28-39
著者・共著者 鮫島 輝美, 東村 知子, 末永 美紀子
発行年月 2025/03
概要 本稿は、健康上不安のない子どもと、障害や病気を持った子どもを一緒に保育する「共生保育」に取り組むNPO法人Zで見出された「分けない実践」を通じた、「成長を支える」「暮らしを支える」専門職連携から関係論を考察する。「分けない実践」とは、社会制度が整えられ強化される中で求心力(既存の制度内で対応しようとする力)が強力に機能しすぎることで、社会から疎外されている事例(医療的ケア児の保育問題)が増え、本来の役割や目的(全ての子どもが集団生活を送る権利が保障される、親の就労が保障される)が果たせなくなった状況を、遠心力(既存の分類の方法とは異なる方法、ここでは「分けない実践」)を働かせて、インクルージョン(包摂、受入可能な事例を増やしていく試み)を目指す実践と捉えることができた。その中で、専門性を相対化しその場に居合わせたものが対応できるケアを増やすことで専門職の「のりしろを広げる」活動と考察した。(著者抄録)
文献番号 Z529260004<Pre 医中誌>