論文種別 | その他 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | その他(不明) |
表題 | 【肝腫瘍の外科治療戦略(肝細胞癌・肝内胆管癌・大腸癌肝転移以外)】転移性肝腫瘍 膵癌肝転移に対する外科的治療戦略 |
掲載誌名 | 正式名:外科 ISSNコード:0016593X/24329428 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)南江堂 |
巻・号・頁 | 87(6),697-702 |
著者・共著者 | 橋本 大輔, 山木 壮, 松村 和季, 宮崎 秀高, 松井 雄基, 池田 裕二, Tsybulskyi Denys, Nguyen Thanh Sang, 里井 壯平 |
発行年月 | 2025/05 |
概要 | <文献概要>肝転移を伴う膵癌患者に対しては,一般的に手術適応はない.最新のわが国の膵癌診療ガイドライン(2022年版)1)やNational Comprehensive Cancer Network(NCCN)ガイドライン(2022年版)2)では,全身化学療法のみが推奨されている.しかし近年の集学的治療の発達により,非常に限定的な後方視的研究ではあるが,肝転移を伴う膵癌に対して手術により長期予後が得られたとする報告がみられるようになった.初診時に切除可能な少数の同時性肝転移(oligo metastasis)を伴う膵癌に対しては,手術先行(upfront surgery)または一定期間の術前治療(neoadjuvant therapy)後に原発巣と肝転移巣を同時切除するか,化学療法を行い肝転移が消失した場合に原発巣切除を行う(conversion surgery)ことが考えられ,後者のほうが予後を期待できる可能性がある.原発巣切除後の異時性肝転移再発に対しても,化学療法を一定期間行い急速な病勢進行がないことを確認した後に切除を行った症例で長期予後が得られた報告がある. |
DOI | 10.15106/j_geka87_697 |
文献番号 | Z513130015<Pre 医中誌> |