論文種別 | 原著(症例報告除く) |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | その他(不明) |
表題 | SGA性低身長症の診断時年齢に関する検討 |
掲載誌名 | 正式名:小児科臨床 ISSNコード:0021518X |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)総合医学社 |
巻・号・頁 | 78(3),445-449 |
著者・共著者 | 野村 直宏, 田邉 裕子, 見浪 実紀, 高屋 淳二, 金子 一成 |
発行年月 | 2025/06 |
概要 | Small for gestational age(SGA)性低身長症は早期に診断し,成長ホルモン(growth hormone:GH)治療を開始することが望ましいが,診断の遅れる症例が存在する。そこで診断時の年齢に関与する因子を明らかにする目的で検討を行った。当科で診療したSGA性低身長症の患児33例(男児18例)を対象として,診断時の年齢,受診時の身長の標準偏差スコア(standard deviation score;SDS),在胎週数,出生体重,出生身長,target heightのSDS,受診理由について検討した。その結果,診断時の年齢は3歳(中央値,以下同様),受診時の身長のSDSは-2.68SD,在胎週数は39.4週,出生体重は2,296g(-2.15SD),出生身長は44.0cm(-2.08SD),target heightのSDSは-1.13SDであった。また10歳以降に診断された症例は3例(9.1%)で,いずれも正期産のSGA児で,乳幼児健診や医療機関受診時に本症を指摘されていなかった。以上よりSGA性低身長症を早期診断し,早期にGH治療を開始するためには,健診や医療機関受診時に出生歴や体格の評価をルーチンに行うことが重要と考える。(著者抄録) |
文献番号 | Z625440023<Pre 医中誌> |