| 論文種別 | その他 |
| 言語種別 | 日本語 |
| 査読の有無 | その他(不明) |
| 表題 | 【炎症性腸疾患 研究と臨床の最新知見】炎症性腸疾患に対する新規薬剤 JAK阻害薬のメカニズムから臨床成績まで |
| 掲載誌名 | 正式名:医学のあゆみ ISSNコード:00392359 |
| 出版社 | 医歯薬出版(株) |
| 巻・号・頁 | 296(4),287-290 |
| 著者・共著者 | 佐野 泰樹, 長沼 誠 |
| 発行年月 | 2026/01 |
| 概要 | <文献概要>潰瘍性大腸炎(UC)およびクローン病(CD)における治療戦略の変遷はめざましく,多岐にわたる薬剤のなかで,近年,JAK阻害薬をはじめとする経口内服可能な低分子化合物が登場した.JAK阻害薬は先行して使用されていた関節リウマチ領域では心血管イベントなどさまざまな合併症の報告があり,UCに対してはじめてトファシチニブが使用可能となった当初は,アメリカFDAから安全性に関する警告が発出され,慎重な使用が求められた.その後,フィルゴチニブやウパダシチニブが使用可能となり,長期間の使用成績が蓄積されることで炎症性腸疾患(IBD)におけるJAK阻害薬の良好な有効性および安全性が確立されつつある.JAK-STATシグナル伝達経路はIL-6,IL-23などの炎症性サイトカインの細胞内シグナル伝達に重要な役割を果たし,その阻害により抗炎症効果が得られる.臨床試験では各薬剤とも有意な寛解導入・維持効果を示し,特にウパダシチニブは高い有効性が報告されている.実臨床では帯状疱疹リスクへの注意が必要であるが,患者背景に応じた適切な薬剤選択により,IBD治療の新たな選択肢として期待される.本稿では,JAK阻害薬の有効性および安全性について解説する. |
| 文献番号 | A127020011<Pre 医中誌> |