論文種別 その他
言語種別 日本語
査読の有無 その他(不明)
表題 緩和ケアとがんリハビリテーション
掲載誌名 正式名:癌と化学療法
ISSNコード:03850684
掲載区分国内
出版社 (株)癌と化学療法社
巻・号・頁 53(3),153-157
著者・共著者 中野 治郎
発行年月 2026/03
概要 緩和ケアはかつて終末期のみに行われていたが,現在では病期を問わず必要に応じて積極的に取り入れられている。リハビリテーションも同様に病期を問わず,緩和的な視点から継続的に行うべきとされる。身体症状の緩和には運動療法が有効であり,特に倦怠感や呼吸困難,睡眠障害への効果が認められている。疼痛に対しては,ホットパックによる温熱療法,経皮的電気神経刺激(TENS),呼吸介助やポジショニング,マッサージなどが行われる。また,精神的苦痛の緩和にもリハビリテーションは重要な役割を果たす。セルフモニタリングを通じて自己効力感を高めることで,不安や抑うつなどの精神症状の改善が期待でき,これがスピリチュアルケアにもつながる。さらに緩和ケアは患者だけでなく家族も対象とし,在宅でのケアを支援する役割もリハビリテーションに求められる。家族が患者に触れ,ケアにかかわることで関係性の維持と精神的支援が可能となる。こうした包括的な緩和ケアを行うためには,リハビリテーション専門職と医師,看護師,薬剤師など多職種による連携が不可欠であり,チーム医療が求められる。(著者抄録)
文献番号 2026155253