| 論文種別 | その他 |
| 言語種別 | 日本語 |
| 査読の有無 | その他(不明) |
| 表題 | 医療機関における暴力・ハラスメントの実態と対策 |
| 掲載誌名 | 正式名:日本透析医会雑誌 ISSNコード:09147136 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社 | (公社)日本透析医会 |
| 巻・号・頁 | 41(1),34-39 |
| 著者・共著者 | 三木 明子 |
| 発行年月 | 2026/04 |
| 概要 | 近年,カスタマーハラスメント(カスハラ)は社会問題化し,多くの業界において対策を講じるようになってきた.2025年4月から防止条例を施行している自治体もあるが,同年6月,カスハラから従業員を守る対策を企業に義務づける労働施策総合推進法が成立し,2026年10月に施行となる.平成30年版『過労死等防止対策白書』によると,看護師は精神障害の事案の割合が多く,その発病に関与したと考えられる業務によるストレス要因は,患者からの暴力などであった.令和6年度の精神障害の労災補償事案の業種別の大分類では,請求件数と支給決定件数ともに「医療,福祉」が最も多かった.また,患者に噛まれてC型肝炎を発症した看護助手の安全配慮義務違反の裁判事例や,患者家族の暴言をカスハラと認めなかった最高裁の判決などがある.これらのことからも分かるように,暴力・ハラスメントの影響は多大である.医療機関における暴力・ハラスメント対策のうち,実施率の高かったのは暴力等の対応マニュアルの作成であり,一方,暴力等予防のためのトレーニングについては実施率が低かった.筆者は,暴力防止啓発ポスターや,実地訓練を行うための暴力の危険予知訓練の場面集を作成し,対策12のポイントをまとめ,動画教材を作成している.これらはすべてホームページで公開している.医療機関で何らかの対策を実施し,患者・家族を行為者にさせず,職員自身も被害者にならないことが重要である.(著者抄録) |
| 文献番号 | A514270005<Pre 医中誌> |