| 論文種別 | 総説 |
| 言語種別 | 日本語 |
| 査読の有無 | その他(不明) |
| 表題 | 小児尿路感染症 |
| 掲載誌名 | 正式名:日本小児泌尿器科学会雑誌 ISSNコード:13410784 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社 | 日本小児泌尿器科学会 |
| 巻・号・頁 | 35(1),9-15 |
| 著者・共著者 | 辻 章志, 浦上 智加, 山内 壮作, 赤川 翔平, 赤川 友布子, 加藤 正吾, 金子 一成 |
| 発行年月 | 2026/06 |
| 概要 | 小児の発熱性尿路感染症(fUTI)は,診断や治療の遅れが腎瘢痕形成につながり,将来的な慢性腎臓病のリスクとなる重要な疾患である.本総説では,筆者らの研究成果を交え,小児UTIの診断,病態,および予後予測に関する知見を概説する.まず診断について,従来の細菌数基準(10^5CFU/mL)は4ヵ月未満の乳児において偽陰性を招く恐れがあり,より低い閾値(10^3CFU/mL)を採用することで,特に大腸菌以外の起因菌による真の感染を捕捉できることを示した.次に,病態として「腸腎連関(Gut-Kidney Axis)」に着目した.fUTI患児では腸内細菌叢のDysbiosis(多様性低下等)が認められ,これが発症リスクに関与する.また,再発予防のための予防的抗菌薬持続投与(CAP)が腸内細菌叢に与える影響についても触れ,多様性は長期的には回復することを示した.さらに,腎瘢痕予防に向けたリスク層別化のため,非侵襲的な尿中バイオマーカーの有用性を論じる.尿中NGALの低値はfUTI再発の予知因子となり,尿中C-megalinの高値は腎瘢痕の存在を示唆する.小児UTI診療には,感染治療に加え,腸内環境や宿主因子を考慮した包括的な管理が求められる.(著者抄録) |
| 文献番号 | A727260002<Pre 医中誌> |