言語種別 | 日本語 |
種別 | 部分執筆 |
表題 | 【DIC・関連疾患・COVID-19と臨床検査】血栓止血関連疾患の症例報告 von Willebrand病 ボニコグアルファ(遺伝子組換え)を使用した症例 |
書名 | Land-Mark in Thrombosis & Haemostasis (Land-Mark in Thrombosis & Haemostasis) |
版・巻・頁 | 132-133 |
出版社 | (株)メディカルレビュー社 |
出版地 (都市, 国名) | 日本 |
著者・共著者 | 長尾 梓 |
発行年月 | 2022/06 |
概要 | 症例は50歳代女性で、20歳代より月経時に遺伝子組換えヒトvon Willebrand因子含有製剤の自己輸注、トラネキサム酸、鉄剤の内服を行うも、度々輸血を必要とする異常子宮出血が認められた。40歳代後半には、異常子宮出血が短期間で繰り返されたため、LH-RHアゴニストを使用したところ、使用中は月経停止するものの、使用期間6ヵ月を超えることが困難なため、使用中止後は2~3ヵ月で大出血が再開する状況であった。その後、ボニコグアルファ(ボンベンディ)が使用可能となったため、薬物動態試験後に使用を開始した。月経の予兆が来たらすぐボンベンディを2~3日継続し、2週目の経血量のピークで再度2~3日投与した。その結果、予兆から多量出血までの時間が短く、初期出血をコントロールできず、経血量は減少したが、期間は短縮しなかった。FVIII製剤を初回投与時と2週目の経血量のピーク時に、同時に投与したところ、経血量が減少し、期間も4日間ほど短縮した。いずれもトラネキサム酸を14日間併用している。 |