言語種別 日本語
発表タイトル 第三次5ヵ年計画の「登録事業の推進」
会議名 第51回日本脳卒中学会学術集会
学会区分 全国規模の学会
発表形式 口頭
講演区分 シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)
発表者・共同発表者◎古賀政利, 吾郷哲朗, 飯原弘二, 尾原知行, 黒田敏, 齊藤延人, 髙木康志, 髙橋淳, 藤堂謙一, 平野照之, 松丸祐司, 藥師寺祐介
発表年月日 2026/03/12
開催地
(都市, 国名)
大阪市
開催期間 2026/03/12~2026/03/14
概要 第3次脳卒中と循環器病克服5カ年計画では、がん登録事業を参考に、実効性の高い「脳卒中・循環器病登録等の推進に関する法律(仮称)」の制定をめざす。本法制化により悉皆性とデータ品質を担保し、予防から急性期、回復期・慢性期までを一貫して把握できる基盤を整備する。とくに医療DX(全国医療情報プラットフォーム、電子カルテ情報共有等)を活用して高い網羅性をもつデータベースを構築し、Personal Health Record、健診データ、介護データと連携させることで基盤データを強化する。さらに、脳卒中領域の日本脳卒中学会年次報告診療実態調査、J-ASPECT、日本脳卒中データバンク、循環器病領域のJROAD、JROAD-DPCなどの詳細データと二軸(二層構造)で連携することにより、脳卒中と循環器病の統合登録システムの確立を図る。
この際、医療DXの標準規格(SS-MIX2、HL7 FHIR)やICT、データ自動抽出を活用することで、①入力負担の最小化、②QI・予後情報の迅速なフィードバックによる診療および地域格差の是正、③産学官によるリアルワールドデータ研究の加速を同時に実現できる。あわせて、診療報酬・施設認定・顕彰制度などのインセンティブ設計や、段階的なシステム導入、モデル施設による好事例の共有といった制度面・運用面の整備が不可欠である。得られたデータは国・自治体における計画の進捗管理や医療需要予測に活用し、他の4つの戦略プロジェクトとも連動させてPDCAサイクルの評価機能を担わせることで、脳卒中・循環器病対策基本計画全体のモニタリング体制強化に貢献する。