| 言語種別 | 日本語 |
| 発表タイトル | 抗血栓薬内服下における脳微小出血と頭蓋内外の虚血・出血イベントの関連:BAT2研究 |
| 会議名 | STROKE2026 |
| 学会区分 | 全国規模の学会 |
| 発表形式 | 口頭 |
| 講演区分 | シンポジウム・ワークショップ パネル(その他) |
| 発表者・共同発表者 | ◎滝川浩平, 三輪佳織, 古賀政利, 吉村壮平, 田中寛大, 藥師寺祐介, 佐々木真理, 藤田恭平, 河野浩之, 山口佳剛, 山上宏, 八木田佳樹, 工藤與亮, 永金義成, 猪原匡史 |
| 発表年月日 | 2026/03/14 |
| 開催地 (都市, 国名) |
大阪市 |
| 開催期間 | 2026/03/12~2026/03/14 |
| 概要 | 【背景】脳微小出血(CMBs)は一般に出血性の脳小血管病の表現型であるが、将来の脳出血だけでなく脳梗塞発症リスクとの関連を報告されている。一方、CMBsと頭蓋内外を含めた虚血・出血イベントとの関連を検討した報告は少ない。
【方法】本研究は、国内多施設前向きコホート研究(BAT2研究)に登録された抗血栓薬内服患者を対象とした。全施設で撮像法を揃えた登録時脳MRI検査におけるCMBsの数および局在と、頭蓋内外の虚血イベント(脳梗塞、全身塞栓症、心筋梗塞、血行再建術)および大出血(ISTH定義)との関連を、死亡を競合リスクとしたFine and Gray modelで検討した。 【結果】対象症例5250例(女性1736例、年齢中央値73歳)のうち、抗血小板薬は3948例(75.2%)、抗凝固薬は1,565例 (29.8%)に投与されていた。追跡期間(中央値2年)で虚血イベント278件、脳梗塞197件、大出血93件、頭蓋内出血55件、死亡217件が観察された。CMBs 0個(3397例)と比較し、1-4個(1257例)と5個以上(393例)では、虚血イベント(1–4個, subdistribution hazard ratio [SHR] 1.49, 95%信頼区間[1.13–1.95]; 5個以上 1.83, [1.2–2.7])および大出血(1-4個 SHR 2.10, [1.29–3.41]; 5個以上 4.13, [2.34–7.27])と関連した。またCMBsを有さない例と比べ、脳葉限局型CMBs(401例)は、虚血イベント(SHR 1.54, [1.02–2.31])、深部・混合型CMBs(1249例)は、虚血イベント(SHR 1.57, [1.20–2.31])および大出血(SHR 2.86, [1.80–4.54])と関連した。 【結論】抗血栓薬内服患者におけるCMBsの数や局在は頭蓋内外の虚血イベント及び大出血と関連した。CMBsを有する患者は、抗血栓療法中であっても、虚血・出血イベントのリスクがいずれも高い。 |