| 言語種別 | 日本語 |
| 発表タイトル | 自己免疫性膵炎にIgG4関連血管病変を合併した1例 |
| 会議名 | 日本内科学会 第253回近畿地方会 |
| 学会区分 | 地方会 |
| 発表形式 | 口頭 |
| 講演区分 | シンポジウム・ワークショップ パネル(公募) |
| 発表者・共同発表者 | ◎池川 聡, 小畠 慎平, 渡邉 康博, 池田 正俊, 丸尾 基展, 中丸 洸, 中山 新士, 伊藤 嵩志, 池浦 司、長沼 誠 |
| 発表年月日 | 2026/09/12 |
| 開催地 (都市, 国名) |
大阪 スカイビル |
| 概要 | 【症例】70歳代、女性。膵腫大の精査目的に当科紹介受診となった。CTでは膵体尾部の腫大を認め、血清IgG4値は1435 mg/dLと高値であった。超音波内視鏡下膵生検では、IgG4陽性形質細胞浸潤、花筵状線維化、閉塞性静脈炎を認め、自己免疫性膵炎(AIP)と診断した。無症状であったためグルココルチコイドは投与せず経過観察としたが、AIP発症4か月後には膵腫大は自然軽快し、血清IgG4値も651 mg/dLまで低下した。しかし、AIP発症16か月後に施行したフォローアップCTでは、膵腫大は改善を維持していた一方で、血清IgG4値の再上昇とともに脾動脈および下腸間膜動脈に壁肥厚を認め、IgG4関連血管病変の合併が疑われた。さらに4か月後のCTでは動脈壁肥厚の増悪に加え、膵頭部腫大および顎下腺腫大も出現したため、グルココルチコイド治療を開始した。なお、急激な動脈壁病変の縮小による血管障害を懸念し、プレドニゾロン0.2 mg/kg/日の低用量で導入した。その後のCTでは、血管壁肥厚および膵頭部腫大はいずれも改善を認めた。IgG4関連疾患は全身のさまざまな臓器に発症し、血管病変もその病態の一部として知られている。今回、IgG4関連血管病変を合併したIgG4関連疾患の1例を経験したため、若干の文献的考察を加え報告する。 |