| 言語種別 | 日本語 |
| 発表タイトル | SNADETに対する十二指腸LECS(DLECS)の安全性と工夫 |
| 会議名 | JDDW 2026 KOBE 第34回日本消化器関連学会週間 |
| 学会区分 | 全国規模の学会 |
| 発表形式 | 口頭 |
| 講演区分 | シンポジウム・ワークショップ パネル(公募) |
| 発表者・共同発表者 | ◎四十万谷卓也, 高橋悠, 井上健太郎 |
| 発表年月日 | 2026/11/06 |
| 開催地 (都市, 国名) |
神戸コンベンションセンター |
| 概要 | 【背景】表在性非乳頭部十二指腸(SNADET)に対する内視鏡切除は低侵襲である一方, 安全性の確保が課題である. 当院では内視鏡単独での治療による術後合併症を経験した経緯から20mm以上のSNADETに対しDLECSを行なっている. 【目的と方法】2020年2月から2026年1月までにSNADETに対してDLECSを施行した32例を対象とする. 当院では, 腹腔鏡挿入後に小腸を腸クランプ鉗子でクランプし, ESDを行った後に十二指腸周囲を剥離し潰瘍底を腹腔鏡下縫縮している. 後方視的に安全性と有用であった工夫点を今後の改善に繋げる目的で内科的立場より検討する.【成績】患者背景は男性21例, 女性11例で年齢中央値は71.5(38-85)歳. 腫瘍径の中央値は30mm(13-95), 局在は球部5例(15.6%), 下行脚24例(75%), 水平部3例(9.4%). ESDによる切除時間中央値は117.5分で, 腹腔鏡下縫縮までを含めた処置時間の中央値は200分であった. 在院期間の中央値は10日間であり, 偶発症で入院期間が極端に延長される症例はなかった. ESD中の穿孔を2例(6.2%)で認めたが微小穿孔であり中断せずに完遂できた. 術後に1例(3.1%)でマイナーリークが疑われたが, 十二指腸下面のドレナージのみで改善した. 1例(3.1%)に術後狭窄を認めたが, バルーン拡張にて改善した. 上十二指腸角をまたぐアプローチが難しい病変においては, 腹腔鏡でのアシストが有用であった. また, ESD前に小腸を腹腔鏡下にクランプすることで送気や脱気・送水について問題となる症例はなかった. 以前は, 十二指腸周囲を剥離し, 病変部位を同定した後にESDをしていたが, 現在はESD後に剥離をおこなうことでESD時の内視鏡操作性が向上した. 【考察】DLECSでは内視鏡/腹腔鏡と互いをアシストすることで, 重篤な合併症による長期入院となった症例はなく, 安全を担保できる. 【結論】SNADETに対するDLECSは, 安全な治療であることが示唆された. 当院での手技を動画で供覧しつつ報告する. |